جزئیات کتاب
فرمت
کیندل
صفحات
89
زبان
ژاپنی
منتشر شده
Oct 27, 1955
ناشر
新潮社
توضیحات
明治三十九年に発表された、恋愛文学不朽の名作。どれほどの読者が泣いただろうか。感涙小説の原点。十五歳の政夫と二つ年上の従姉民子との間に芽ばえた幼い清純な恋は、世間体を気にする大人たちのために隔てられ、少年は町の中学に行き、少女は心ならずも他に嫁いで間もなく病死してしまう。江戸川の矢切の渡し付近の静かな田園を舞台に、純真、可憐な恋物語として多くの読者の共感をさそい続ける『野菊の墓』、その原形とも考えられる『守の家』、心理小説風な『浜菊』、他に『姪子』を収める。本文冒頭より後(のち)の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼ない訳とは思うが何分にも忘れることが出来ない。もう十年余も過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今猶(なお)昨日の如く、其時(そのとき)の事を考えてると、全く当時の心持に立ち返って、涙が留めどなく湧くのである。悲しくもあり楽しくもありというような状態(ありさま)で、忘れようと思う事もないではないが、寧(むし)ろ繰返し繰返し、考えては、夢幻的の興味を貪(むさぼ)って居る事が多い。本&