Description
母から娘へ、何世代にもわたって繰り返され、受け継がれてきた美貌。皮膚の裏側でうごめく虫たちが、耐えがたい苦痛を与えながらも、美しさを助長し、永続させてきたのだ。しかし、ある日、その苦痛はあとかたもなく消え失せ、少女はもはや何物でもない自分に気づく。悠久に漂う魂の眼で、人間を俯瞰するガルシア=マルケスの「エバは猫の中」。表題作のほか、失った右手が巻き起こす悲喜劇(「アランダ司令官の手」)や、波と同棲する男の話(「波と暮らして」)など、17人の作家による、現実と幻想の精妙なる交歓が、ここに展開される。ラテンアメリカ文学の魅力をあますところなく伝える初めての本格的短編集。
Détails du livre
Format
Broché
Pages
357 pages
Langue
Japonais
Publié
Dec 1, 1986
Éditeur
サンリオ
ISBN-10
4387861266
ISBN-13
9784387861263