武士(おとこ)の紋章(新潮文庫)

武士(おとこ)の紋章(新潮文庫)

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Sep 28, 1994 · Giapponese · Kindle (286 pagine)
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Formato Kindle
Pagine 286
Lingua Giapponese
Pubblicato Sep 28, 1994
Editore 新潮社

Descrizione

2020年は著者没後30年。
再び味わいたい、池波正太郎の世界。

男と生まれたからには、こういう風に生きてみたい。
志を貫いた武士達の魂を描く物語。

関ガ原の後、石田三成の義弟の妻だった真田幸村の実妹の於妙(おたえ)を娶り、睦まじく添いとげた滝川三九郎。その、運命に逆らわずしかも自己を捨てることのなかった悠然たる生涯を描いた表題作。父弟と袂を分かって家康に仕え、信州松代藩十万石の名君として93歳の長寿を全うした真田信之ほか、黒田如水、堀部安兵衛、永倉新八など、己れの信じた生き方を見事に貫いた武士(おとこ)たちの物語。
大関・三根山、および植物学者・牧野富太郎を描いた二編も収録した。

【目次】
智謀の人――黒田如水
武士の紋章――滝川三九郎
三代の風雪――真田信之
首討とう大坂陣――真田幸村
決闘高田の馬場
新選組生残りの剣客――永倉新八
三根山
牧野富太郎
解説:八尋舜右
※電子書籍版には解説は収録しておりません。

本書収録「首討とう大坂陣――真田幸村」より
現代は、戦争を罪悪とする時代である。
現代の戦争は、戦いをこのむ、このまざるにかかわらず殺戮され破壊されるからだ。
だが、五百年ものむかし、戦国の武士として生きた人びとには戦争が人生であり、その心と肉体を駆使して行なう戦闘の場は、いやでも彼らの〔技能〕と〔修練〕とを発揮せざるを得ぬ場所となったのである。
現代の戦争では、人間の心身そのものの個性的錬磨を必要としない。必要なのは感情を消滅させた科学的計算のみである。

本書「解説」より
「決闘高田の馬場」は明らかに小説として書かれているが、本書に収録されている(現代の人物をあつかった「三根山」「牧野富太郎」以外の)のこりの五篇は、池波さんが〔時代小説家の随筆のようなものだと、おもっていただければよい。時代小説を書いている私が、その必要性にせまられて、調べたり読んだりしたものの副産物なのである〕(「新選組異聞」あとがき)と記した、いうところの歴史エッセイである。いずれも小説以上に読者によくわかるよう平明に書かれており、解説を加える余地はない。
――八尋舜右(作家)

池波正太郎 (1923-1990)
東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。
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